家の中で絶対に出会いたくないものはお化けや泥棒などたくさんありますが、そんなもの達は足元にも及ばないほどに圧倒的に出会いたくないもの、それは”ゴキブリ”です!(文字にするのすら嫌悪感があるのでここからは”G”と表記します)
ここ5年以上家の中でGと出会っていない僕が、実際に家でやっている対策についてまとめ、読者の皆さんがGとは無縁の生活を送れるようにサポートできればと思います。
ちなみに特殊で高い道具や、業者による駆除などは行っていません。あくまで手軽にできる範囲での対策によって実際にGと出会ってないことを紹介するものなので、絶対これでいいというものではない点ご了承ください。また、僕は極度の虫嫌いなので、僕の方法以外で効果的で手軽な対策ありましたらコメントお待ちしております。では早速いってみましょう!
G対策を徹底するようになったきっかけ
大学への進学が決まり賃貸を契約し一人暮らしを始めることになり、せっかくなら自分が好きなものに囲まれた生活を送りたいと思ったことで元々あった収集癖に火がつき、部屋中が色々なモノで溢れ返った空間で暮らしていました。
そんな生活を数年続けたある日、ついに”G”が現れたのです。モノが多いとは言え、掃除好きは当時も変わらず清潔な部屋だったし、何より”ホウ酸団子”や”ゴキブリホイホイ”を設置していたことで完全に油断していた僕はどこかで”G”と会うことはないと高を括っていたのでしょう。ゴキジェットすら持っていなかったこともあり、どうしようかと悩んだがその場を離れて”G”を見失うわけにもいかず、ファブリーズを手に取り立ち向かったのです。結果としては何とか”G”を退治したものの、その疲労感からやはりある程度は備えが必要だと思った僕はすぐさまドラッグストアに走り”ゴキジェット”を購入します。しかし、お守りとして買ったはずのこのゴキジェットはすぐさま活躍することになるのです。
一人暮らし以降初の”G”を退治してからなんとたった1週間後、また”G”が現れたのです。この時僕は”G”が現れたことそのものに驚いたわけではなく、たった10日程度の間に2匹も見かけたことに驚きました。お守りで買ったゴキジェットのおかげで退治こそ手早く終わりましたが、短い期間で2匹現れたという事実が怖くて、徹底して”G”対策を行おうと決意したのです。
嫌いなGのことを知れば出会う確率を減らせる!?
”彼を知り己を知れば百戦殆うからず”これは孫子の有名な一句でその意味は、敵のことと自分ことを正しく理解していれば何度戦っても危険はない、というものです。
この言葉を信じるなら、僕たちがやるべきことは本望ではありませんが”G”の習性や特徴を知ること、自分の家に危険な箇所がないか、自分のせいで”G”にとって有利な環境を提供していないかを確認することであると考えました。
”G“の勉強なんて、、嫌だ、、!!
出会わないためさ、、頑張ろう(泣)
あなたは知ってる?”G”の特徴や習性について
これらを学習することで対策ができ遭遇リスクを減らすことができます。
⭐︎夜行性
基本的には夜行性であるが、たまに昼に見かけることもある理由の多くは、”G”自体の数が多いか、かなり餌に困っているとき
⭐︎湿気や暗い場所が好き
排水溝やシンク下、冷蔵庫の裏、ダンボールの隙間などを好む
⭐︎雑食である
生ゴミや食べ残しなどの人間がだした残飯だけではなく、髪の毛や、石鹸、ダンボールやペットフードなどあらゆるものを食べる
⭐︎狭いところに潜んでいる
体が小さいため約2mmほどの隙間に侵入できる
⭐︎フェロモンで仲間を呼ぶ
体液や糞に含まれる成分(フェロモン)で自分がいる場所が安全であることを仲間に伝えるため、糞や死骸などは放置せず発見したらすぐ処理する
⭐︎繁殖能力が高い
卵鞘(卵のカプセル)1つに数十匹の幼虫がいるため、1匹成虫を見たら何十匹もいるというのはあながち間違いではない
⭐︎飛行できる種類もいる(滑空ではなく飛行)
ワモンゴキブリという種類は成虫で4cm前後と大きめで茶色っぽい見た目をしている
温かい地域やマンションの共用部分で見かけることがあるが、飛行できる種類なので上階でも遭遇の可能性はあるため注意が必要
これらの知識から分かることは”G”が好む環境は”人間が油断しやすい場所である”と言えます。これらの特徴や習性から考える出会わないための工夫としては以下のようなものが挙げられます。
○あまり使わない部屋も掃除はこまめに行う
○排水溝は定期的に熱湯や洗剤で洗浄する
○シンク下や冷蔵庫裏は掃除がてら定期的に点検を行う
○ダンボールは棲家であり食糧であり卵を産みつける対象であるため早めに捨てたり、そもそも溜めないようにする
○家具などは壁にベタ付けせずに点検できる隙間は確保する
○掃除の徹底はもちろん、食べ物や生ゴミを出しっぱなしにしない
○玄関や窓周りなど侵入しやすい場所にスプレーなどで対策をする
あなたの家は大丈夫?実際に家の中と日々の行動を見直そう!
上記の内容を踏まえた上で、今一度自分の家の中を見直して見てください。意外と見落としていたり、そもそも抜けている対策場所があったのではないでしょうか。まずは習性や特徴から考えられる部分に着目しましたが、これはあくまで”G”が部屋で定着しないために打てる対策・工夫です。つまり、”G”を家に侵入させない、寄り付かせない対策・工夫も必要になるのです。
そうか、侵入させなければ勝ちなのか!とは言ったもののあんなに小さいとどこからでも入るんじゃないの?
絶対はないけど、ある程度侵入経路は絞られているんだ。そこを対策すればさらに遭遇する確率は減っていくよ!
”G”の主な侵入経路とその対策
⭐︎玄関・窓の隙間
ドアや窓のわずかな隙間や網戸の隙間から侵入してくる
[対策]バリアスプレーや待ち伏せ用の殺虫剤をまく
網戸はしっかり閉めて、破損がないかチェックする etc
⭐︎排水溝(キッチン、お風呂、洗面所)
配管を通じて上下の階から侵入してくる
[対策]排水溝にネットやキャップをつける
定期的に熱湯を流す(卵や幼虫のリスク減) etc
⭐︎換気扇・エアコンのダクト
外から家の中に侵入してくる
[対策]換気扇にフィルターを取り付ける
エアコンのホースにキャップを取り付ける etc
⭐︎郵便受け・通気口
隙間から侵入してくる
[対策]郵便受けの受け手側にテープを貼っておく
通気口にはネットを貼り付ける etc
⭐︎人によって持ち運ばれる可能性
人の服やカバンについている可能性や、配達のダンボールなどに成虫または卵がついていて侵入してくる
[対策]ダンボールは即処分する
玄関に入る前に上着を払う
カバンの中は物を入れすぎない(特に食べ物) etc
このように”G”が侵入してくる経路はたくさんありますが、限られた場所からの侵入がほとんどである点から比較的対策しやすいと言えます。また、外との繋がりがあり侵入が予想されるような場所には”G“が嫌う匂いであるハッカやミント、ラベンダー、柑橘系の香料を設置しておくのも良いでしょう。
このように”G”対策のポイントは、”入ってくる侵入経路を潰す&入ってきても居心地が悪い空間を作る”の2段構えとなるような工夫を施すことなのです。
必要に応じてG対策グッズの使用を
掃除などの対策だけでなく、徹底的に”G”を寄せ付けない気だな。
出会わないためにはそこそこの課金は必要経費なんだ、、
【場所別】実際の対策方法を紹介
⭐︎玄関⭐︎
玄関前のスペースやドア周りに待ち伏せ用のバリアスプレーを定期的に噴射し、階段下にホウ酸団子を設置
シューズクロゼット周りはこまめに掃除して髪の毛やゴミが無いように保ち、ゴキキャップを設置し定期的にゴキムエンダーを噴射
⭐︎リビング⭐︎
ゴキキャップを畳数分設置し、定期的にゴキムエンダーを噴射
紙類のゴミ(ダンボールや紙袋など)は溜めないようにし、ゴミはこまめに処分する
掃除機やクイックルワイパーで掃除を行う
⭐︎キッチン⭐︎
ゴキキャップを畳数分設置し、定期的にゴキムエンダーを噴射
生ゴミは毎日処分し、調味料の汚れなども料理の都度拭き取る
排水溝のゴミは毎週決まった日にネットごと取り替え、熱湯を流す
床も主に拭き掃除をメインに行うが、日々の簡単な掃除では掃除機を使用
⭐︎お風呂・洗面所⭐︎
髪の毛は定期的に捨てて、石鹸などの滑りが残らないように掃除をする
お風呂の使用後は換気扇をつけて水気が残らないようにする
洗面所は定期的にゴキムエンダーを噴射
⭐︎寝室⭐︎
ゴキキャップを畳数分設置し、定期的にゴキムエンダーを噴射
掃除機やクイックルワイパーで掃除を行い、ゴミはこまめに処分する
皮脂なども食料となるのでこまめに洗濯をする
⭐︎クローゼット⭐︎
ゴキキャップを畳数分設置し、定期的にゴキムエンダーを噴射
着た服はクローゼットに入れないようにし、髪の毛などが床に溜まらないよう掃除する
物の動きが少なく湿気も溜まりやすいので除湿剤や、動かせるものは動かして掃除する
⭐︎窓⭐︎
ドア周りに待ち伏せ用のバリアスプレーを定期的に噴射
”G“が嫌う香料を設置する
⭐︎ベランダ⭐︎
ドア周りに待ち伏せ用のバリアスプレーを定期的に噴射
最後に
5年以上家の中で”G”と遭遇していない僕が伝えたいこと
夏の暑さも落ち着き出して人々が油断した頃に”ヤツら”は現れることがあります。苦手な人もいればそうでない人もいるとは思いますが、決して”会いたい人”はいないと信じています。今回の記事では極度の虫嫌いであるが僕が5年以上実践し、そして実際に”G”と合わずに済んでいる方法を紹介してみました。使う道具に関しては正直どれでも良いと考えていて、大事なことは先ほども話したように、”入ってくる侵入経路を潰す&入ってきても居心地が悪い空間を作る”の2段構えであると思います。これが実践できた上で補助的に使うものが市販の道具であるべきだと思います。”G”にどうしても会いたくないみなさんの中には掃除も嫌いだよという方もいらっしゃることでしょうが、”何かを得るためには何かを犠牲にしなければならない”というマインドを持って対策に乗り出していただければと思います。


