家作りも最終段階に差し掛かり、この前ついに最後の外構工事の打ち合わせが行われました。家づくりが始まってから約3ヶ月が経ち、やっとかと思う反面たった3ヶ月程度でこれから一生住むであろう家の設計部分が決まってしまったことに違和感を覚えます。
最初に結論を言っておきますが、我が家は約30坪の広さに対して外構工事を行いましたが、”ごく一部の工事のみ”しか完成させることができませんでした。
さて今の記事では我が家の外構工事にかかった費用を含め、どんな設備を取り入れたのか、なぜその設備までで終わらせたのかという理由を話したいと思います。
⚫︎外構工事としてどんな設備を取り入れたか、辞めたか
⚫︎その設備にかかった費用
⚫︎外構工事を一気に終わらせなかった理由
我が家の外構工事
僕が買った土地は指定が多い住宅地に該当する場所であったため、外構工事を行うためにいくつかの制限がありました。指定の施工業者でしか工事の許可が出ないことや、一定の植栽を設けなければならないこと、門柱や電灯、表札なども指定がある中で決めていかなければならないことなどです。そのため本当は要らないけど設置した設備もあり、通常よりも費用が高くなったという点ご了承ください。
取り入れたべき設備は何か?
そもそも個人的な感覚としては、外構にお金をかけるくらいなら内装に注ぎ込みたいという思いもあってか、見た目が汚くなければそれでいいや程度の認識で外構を考えていたため、絶対に必要になるものだけ取り入れようと思いました。
僕は田舎に住んでいるため、日常生活を快適に送るためには車が必須です。そのため駐車場部分を整える必要はありましたが、他の外構に関しては特に必要性を感じませんでした。
そのため外構の打ち合わせが始まった当初は駐車場以外の希望は地域で指定されていた植栽や門柱、表札のみで考えていましたが、打ち合わせを進めるうちに駐車場以外の部分の庭に防草シートを貼ったり、門柱は手入れがしやすくかつ家のイメージを決める大事な部分でもあるということでグレードアップさせたりと細かい変更はあったものの大きくは変わらずに取り入れる設備を決定するに至りました。
⭐︎駐車場の土間コンクリート2台分
‥将来的にカーポートを設置できる範囲までカバー
⭐︎駐車場以外のスペースに防草シートと砂利(一部を除く)
‥駐車場奥側の人目につきそうな場所をメインに
⭐︎門柱(指定の中から)
⭐︎植栽(指定の中から)
‥手入れがあまり必要にならないもので、低めの草木
⭐︎表札(完全指定)
検討したが結局外した設備
検討はしたものの、今回の外構工事では見送ることになった設備を紹介します。
⭐︎カーポート
‥費用が高くなる、また実際の動線や駐車場の広さを確認したかったから
⭐︎駐輪場
‥車と電車が主な移動手段になるため、子供ができたら増設するため
⭐︎目隠しフェンス
‥植栽が目隠しの役割を果たしていたため不要と判断した
⭐︎デザイン重視の立水栓
‥倍以上の費用でデザイン以外のメリットがなく、人目につかないため
費用は?どこに特にお金がかかったの?
タイトルにも書いていますので費用に関してはすでに既出ですが、改めていうと切り捨てで196万円でした。これから外構工事の打ち合わせをされる方や、今後家作りをしようとしている方の参考になれば嬉しいです。
また、主な設備の費用の内訳についても触れてみようと思います。
⭐︎土間コンクリート2台分‥約32万円
⭐︎防草シートと砂利(一部を除く)‥約21万円
⭐︎玄関アプローチ‥約13万円
⭐︎門柱(宅配ボックス込)‥約50万円
⭐︎植栽‥約27万円
⭐︎表札‥約10万円
残りは雑費や設計費、資材の運搬費などが含まれて外構費用の合計が196万円になりました。
【なぜ?】外構工事を一度に終わらせなかった理由
すでに家を建てている知人に聞くと多くの人は、ローンに組み込めて改めて出費を考えなくてすむことや、また計画を練るめんどくささがないなどの理由から一度に外構を終わらせた方がいいと聞きましたが、あえて僕はそうしませんでした。理由はいくつかあります。
まず、実際の生活が分からず、不要なものを増やしたくなかったという点です。個々に見るとデザイン性の高い設備でも組み合わせ次第では微妙になるリスクがあり、センスに自信がない僕は思いきれなかったというのが本音です。また、子供ができることを考えて駐輪場や物置をとも考えましたが、できるかどうかも分からない子供を想定した外構は無駄ではないかと考えました。
次に、固定資産税が上がってしまう可能性があるという点です。外構の豪華さが固定資産税に影響を及ぼす場合があると聞いていたので、不要なものをつけた挙句、税金まで増えてしまうくらいなら、必要なものを必要になった時に増設する方が得だと考えました。
あとは単純に庭にこだわりがなかったことも挙げられます。割と余裕のあるスペースを確保してはいますが、現時点で特に庭を活用した趣味のようなものも思い付かず、将来的に何かに使えるスペースとして残しておくほうが使い道がありそうだと考えました。
最後に
外構の予算はどれくらいを想定するべきなのか、どんな設備が必要か、どこまでこだわるかなど色々なポイントがあり悩まれる方も多くいらっしゃると思います。一概に答えが出ないものではありますが、事前にある程度予想ができると少し気が楽になるでしょう。
業者さんと話す中で、本音では家の内装にこだわりたいから費用を抑えたい、こだわりは特にないから変にならなければそれでいいと思う方も多くいるということがわかりました。最初からから完成形を目指すというのも素晴らしいことではありますが、新居での生活が完璧に想像できる方はいないと思いますので、費用を抑えつつ、無駄のない外構を整えていくという意味では、少しずつライフステージに合わせて外構を完成させていく方が良いのではないかと思います。
